2011年 日本
ドラマ/ホームドラマ
監督:小林聖太郎
出演:小泉今日子、永瀬正敏、矢部光祐、小西舞優 ほか
漫画家・西原理恵子の自伝的漫画『毎日かあさん』を実写映画化した作品。
主人公は漫画家として働きながら、6歳の息子ブンジと4歳の娘フミを育てているサイバラリエコ。子供たちは毎日のように騒ぎを起こし、家の中はいつもにぎやか。母親らしくきっちり子育てをするというより、多少のことは笑い飛ばしながら生活している。
一方、夫のカモシダは元戦場カメラマンで、アルコール依存症を抱えている。家族を大切に思ってはいるものの酒をやめることができず、何度も問題を起こしてしまう。やがてリエコはカモシダと離婚することになる。
前半は子供たちとのドタバタした日常が中心で、かなり明るいホームドラマという印象。息子のブンジはとにかく元気で、家の中でも外でも自由に動き回る。妹のフミとのやり取りなど、いかにも小さな子供がいる家庭という場面が多い。
しかし物語が進むにつれて、カモシダのアルコール依存症や家族との関係が大きく描かれるようになる。治療を続けて家族との関係を取り戻そうとするカモシダだったが、今度はガンが見つかってしまう。
単純に「ダメな父親」として描くのではなく、どうしようもない部分を持ちながらも家族を愛している人間として描かれているのが印象的だった。リエコの方も、夫に散々振り回されながら、完全に嫌いになることはできない。
子供たちとのにぎやかな日常と、夫婦のかなり重い問題が同じ作品の中に入っている。
見どころシーン
物語の後半、母親が透明なガラス張りのバルコニーを見上げると、6〜7歳くらいの男の子が3人座っている。そのうち2人は服を着ておらず、その中の1人がブンジ役の矢部光祐(当時6歳)。すっぽんぽんでスイカを夢中に食べている様を見て母親は呆れてしまう。

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